回復期リハビリテーション病棟
当院では、脳卒中の救急医療をメインのミッションとして地域の皆様にお役に立てるように頑張ってまいりました。
脳卒中という疾患の特徴として、急性期の治療が終了しても麻痺や歩行障害などの後遺症が残ることが多いため、在宅復帰までにはさらに長期のリハビリテーションが必要になります。またリハビリテーションを開始するタイミングも早ければ早いほど後遺症の軽減に繋がります。
急性期から回復期まで滞りなく最適な医療を提供するために、2013年2月より回復期リハビリテーション病棟として運用を開始いたしました。
2013年10月1日付けで回復期リハビリテーション病棟入院料1の施設基準を取得しております。
疾患 | 入院期間 |
---|---|
脳血管疾患、脊椎損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症又は手術後、義肢装着訓練を要する状態 | 150日 |
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の脊髄損傷、頭部外傷を含む多部位外傷の発症又は手術後 | 80日 |
大腿骨、骨盤、脊髄、股関節又は膝関節、2肢以上の多発骨折の受傷、又は手術後 | 90日 |
外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後または発症後 | 90日 |
大腿骨、骨盤、脊髄、股関節又は膝関節の神経、筋又は靱帯損傷後 | 60日 |
股関節又は膝関節の置換術後の状態 | 90日 |
急性心筋梗塞、狭心症発作その他急性発症した心大血管疾患または手術後の状態 | 90日 |
当院ではスタッフ全員が「見捨てない医療」を目指し、どんな重症患者さまにも対応できるよう準備しています。そのため、回復の可能性が低い患者さまが多く紹介される傾向があります。
しかし、当院の強みである神経リハビリテーションの効果を発揮できるのは、重症の患者さまより、むしろ軽度から中等症程度で障害の少ない患者さまです。どんな状態の方もしっかり診たいのは山々ですが、地域医療に貢献するためには、当院の技術・システムによって治る患者さまを優先的に診ることも必要となります。
軽度・中等度の方なら、当院では90%以上は自宅復帰が可能であり、回復の見込みのある人こそ効率良く治すことができるのです。治せる人をより良く、より早く治せるという当院の強みをご理解の上、フルに活用していただきたいと思います。
ただし、重症の脳卒中のうち、橋出血は早期にご紹介いただくメリットの多い疾患として位置づけています。出血開始時から四肢麻痺や意識障害があり、意思伝達が全く不可能なケースでも、車いすの操作や、眼球の動きやコンピュータを使った意思伝達が可能になるなど、回復が見込める例もあるからです。橋出血だと診断されたら目途がつき次第、早めにご相談いただけますと幸いです。
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診療時間
土曜日(午前)も専門医が診察します。
午前
9:00~12:00
(受付時間:8:30~11:30)
午後
14:30~17:00(受付終了16:30)
土曜(午後診)
14:00~17:00(受付終了16:00)
※水曜(午後)・土曜(第2・4・5土曜)・日曜・祝日は休診です。
※(脳神経内科は午後は受付終了 午後4時00分です)
※(循環器内科のみ火曜日午後は受付終了 午後3時30分、土曜日午後は受付開始 午後3時00分です)
※救急外来は24時間、夜間・休日対応
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