コラム
頭痛にはいろいろな種類がありますが、痛みの原因により、大きく「一次性頭痛(慢性機能性頭痛)」と「二次性頭痛(症候性頭痛)」のふたつに分けられます。
一次性頭痛とは、何となく原因がはっきりせず繰り返す、いわゆる「頭痛持ちの頭痛」です。頭痛全体の約80%はこのタイプといわれており、代表的なものに「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」があります。これらは症状も原因も異なるので、対策や治療にあたってはどのタイプかを見極めることが大切です。
片頭痛は血管性の頭痛で、心臓の動悸に合った拍動性のズキンズキンとする痛みが特徴です。頭の片側に限らず、両側、あるいは後頭部にも痛みが出ることがあります。痛みが起こる前に前兆を伴うタイプと、伴わないタイプに分類でき、最も多い前兆は、「チカチカする光が見える」「視野の半分がぼやけて見えなくなる」などがあり、他にも、手がしびれるなどの症状もあります。
肉体的、精神的ストレスが原因のことが多く、こめかみの所にある側頭筋や首の後頸筋、肩の僧帽筋が緊張して起こるものです。いわゆる”肩こり頭痛”で、持続的な締め付けられるような痛みが特徴です。目の疲れ・身体のだるさ・めまいなども伴います。
緊張型頭痛や片頭痛に比べ、非常に激しい痛みの頭痛です。通常は1年から数年おきに、数週から数カ月続きます。この期間(群発期)は頭部の片側、眼の奥、こめかみあたりに「えぐられる」ような激しい痛みが続きます。痛みのある側の目が真っ赤に充血したり、涙がポロポロと出る、瞳孔が小さくなる、鼻水が出るなどの症状を伴うケースもあります。明らかになっていない点が多いのですが、目のすぐ後ろにある太い血管が拡張し、その周囲に炎症が生じて、神経を刺激するために起こると考えられています。
二次性頭痛は、
場合に診断されます。国際頭痛分類に挙げられている主な疾患は以下の通りです。
MRI検査やCT検査など、必要な検査をおこない診断を確定します。
診療時間
土曜日(午前)も専門医が診察します。
午前
9:00~12:00
(受付時間:8:30~11:30)
午後
14:30~17:00(受付終了16:30)
土曜(午後診)
14:00~17:00(受付終了16:00)
※水曜(午後)・土曜(第2・4・5土曜)・日曜・祝日は休診です。
※(脳神経内科は午後は受付終了 午後4時00分です)
※(循環器内科のみ火曜日午後は受付終了 午後3時30分、土曜日午後は受付開始 午後3時00分です)
※救急外来は24時間、夜間・休日対応
PICK UP