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顔面や口腔内の痛みを生じる三叉神経痛について

コラム

三叉神経痛

三叉神経痛とは

顔面や口腔内に耐え難い痛み(電気ショックのような、ズキンとするような、刺すような痛み)を生じるものです。痛みは、数秒~数分間持続する発作性のもので、顔を洗う、顔に風が当たる、口の中に食べ物が当たるなどの刺激で痛みが誘発されることがあります。痛みに波があり、痛くてたまらない時期とあまり痛くない時期を繰り返します。

原因

三叉神経という主に顔面の感覚をつかさどる神経に血管(顔面痙攣とは違って動脈・静脈のいずれでも生じる)や、稀に腫瘍などが接触することが刺激となり起こります。

診断

痛みの状態を詳しく教えていただいたうえで、MRIを行って三叉神経に接触する血管などを確認します。時に帯状疱疹、外傷、多発性硬化症などでも顔面痛が生じることがあるので鑑別が必要となることがあります。

治療

三叉神経痛の治療としては、1)薬物療法、2)手術療法、3)放射線治療、4)高周波パルス療法などの神経ブロックなどがあります。当院では、薬物療法と手術療法を行っています。

薬物療法

てんかんを抑える薬や、神経の痛みを抑える特殊な痛み止めを内服します。印象として薬物療法は、比較的効果があると思います。

手術療法

開頭術を行い、三叉神経と接触する血管を観察し、三叉神経から血管をはがします。根治が得られることが多いですが、顔面痙攣と比べてやや根治率が低い、再発する率が高いとの報告があります。また、率は低いですが後遺症(顔のしびれ、耳が聞こえにくい、めまい・ふらつきなど)を残す可能性があります。

三叉神経痛の症例提示

症例1:動脈が接触しているタイプ(典型例)
動脈が接触しているタイプ(典型例)

A:MRIで右三叉神経(黄色矢頭)に動脈(白く見える筋状のもの)が接触しています(赤矢印)。

動脈が接触しているタイプ(典型例)

手術の写真です。

B:三叉神経に動脈が接触しています (赤矢印)。

C:動脈の走行を変えるべく接触している動脈を三叉神経から外して小脳テントに付着させています(*)。これにより術後顔面の痛みは消失しました。

症例2:静脈が接触するタイプ
静脈が接触するタイプ

A:MRIで右三叉神経(黄色矢頭)に静脈(黒い筋状のもの)が接触しています(赤矢印)。

静脈が接触するタイプ

手術の写真です。

B:三叉神経に静脈が接触しています(赤矢印)。

C:三叉神経から静脈をはがし、ベルト状のテフロンメッシュで持ち上げて小脳テントに固定しました(*)。これにより顔面の痛みは消失しました。

症例3:脳腫瘍による三叉神経痛
脳腫瘍による三叉神経痛

A:MRIで右三叉神経(赤矢印)に脳腫瘍(黄色矢頭)が接触しています。

B:手術により脳腫瘍を摘出することで顔の痛みは消失しました。この腫瘍は良性の髄膜腫でした。

脊椎・脊髄外科、三叉神経痛、
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診療時間

土曜日(午前)も専門医が診察します。

午前

9:00~12:00(受付終了11:30)

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認定・資格

認定病院

当院は日本医療機能評価機構の認定病院です。

病院機能評価とは、適切で質の高い医療を安心して提供するために、専門の評価調査者が医療機関を中立的・科学的・専門的な視点で評価します。

第三者機関である公益財団法人日本医療機能評価機構により厳格に審査・評価が実施され、認定基準を満たした病院が「認定病院」と表記することができます。

  • 医療安全全国共同行動 参加登録病院

  • 日本脳神経外科学会専門医訓練施設

  • 日本脳神経血管内治療学会認定研修施設

  • 日本神経学会教育関連施設

  • 日本脳卒中学会認定研修教育病院

  • 日本脳神経外傷学会認定研修施設

FACILITY

  • 介護医療院よしだ
  • 通所リハビリテーション
  • 訪問看護ステーション